WHOが健康を中心とした気候変動対応を求める
2024.11.19
世界保健機関(WHO)は、アゼルバイジャンのバクーで開催される第29回国連気候変動枠組条約締結国会議(COP29)の開催を前にして、2024年11月7日に特別報告書(COP29 Special Report on Climate Change and Health: Health Is The Argument For Climate Action)とテクニカルガイダンス(Quality criteria for integrating health into Nationally Determined Contributions (NDCs))を公表し、健康を中核とした気候変動への対応を求めました。
このうち特別報告書では、貴校対策の成功指標として人々の健康・福祉を最重要視することや、気候変動に対応できる強靭な保健システムの構築のための資金確保、持続可能な都市設計を通じた健康への取り組み強化などを求めています。
また、テクニカルガイダンスでは、各国の保健・環境関係機関が、適応策や緩和策に健康への配慮を組み込むための具体的な行動を示しています。
本ニュースの公表時はちょうどCOP29の開催期間中ですが、こうしたWHOの動きに呼応した成果が会期中に生まれるのか、要注目です。