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プラネタリーヘルスに関する最新の動向をお伝えします

環境省、生物多様性「見える化」マップを運用開始

2025.04.30

2025年4月21日、環境省は生物多様性「見える化」マップの運用を開始しました。このサイトは、生物多様性に関するシステムをまとめたポータルサイトであり、試験運用中の現段階では、生物多様性マップ自然共生サイト検索ナビの2つが公開されています。今後の本格運用に伴ってコンテンツが拡充される模様です。

生物多様性マップは、全国の保護地域や自然共生サイト、生物多様性保全上効果的な場所等を視覚的に把握できるマップです。保護地域の場所やその内訳(国定公園、鳥獣保護区など)、生物多様性保全上 重要な里地里山 (重要里地里山)や湿地(重要湿地)などが地図上で確認できるアプリケーションとなっています。

自然共生サイト検索ナビは、上記のうち自然共生サイトに関する情報を検索可能なアプリケーションであり、自然共生サイトの場所や具体的な取組みなどが地図上で閲覧できるようになっています。

生物多様性の喪失は、感染症への罹患リスクなど、人の健康にも様々な影響を及ぼすことが多くの研究で示唆されています。プラネタリーヘルスの観点からも、本サイトを含めた環境省における生物多様性保全に関する取組みは注目の動きといえます。