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プラネタリーヘルスに関する最新の動向をお伝えします

フランスの長期熱波、国内で800人超の超過死亡推計

2026.10.25

フランス公衆衛生庁は2026年9月16日、7月27日から8月20日にかけての熱波について、対象地域・期間で少なくとも817人の全死因超過死亡が生じたとする暫定推計を公表しました。この「超過死亡」とは、実際の死亡数が、過去の傾向などから予測される死亡数をどの程度上回ったかを示す指標として用いられています。

上記公表によれば、対象地域・日における全死因死亡数について、予測された死亡数を5.2%上回り、75歳以上では少なくとも751人の超過死亡が推計されました。 また、同報告では、熱波はフランス本土の79県に及び、これらの県に本土人口の89%が暮らしていると報告されています。 今回の報告は、フランスにおける長期間の暑さが国土全体に及んでおり、その健康リスクが高齢者に集中していることを示唆しています。

プラネタリーヘルスの視点からは、暑熱による健康リスクを、気候変動への適応と、必要な支援へのアクセスの両面から捉えることが重要です。WHOのアクションプランも、高齢者や社会経済的に不利な状況にある人などに対し、個別の状況に応じた支援と、保健医療・福祉の連携を重視しています。平時から支援を必要とする人を把握し、見守りや相談、涼しい場所の利用につながる仕組みを整えるなど、暑熱対策を保健医療・福祉政策の一環として進める重要性が高まっているといえます。