2026年8月の世界平均気温・海面水温が過去最高を記録
2026.10.12
米海洋大気庁(NOAA)の国立環境情報センター(NCEI)は9月10日、2026年8月の世界平均気温が20世紀平均を1.32℃上回り、1850年に始まる観測史上で最も暑い8月になったと発表しました。2023年と2024年が並んで保持していた記録を0.08℃更新し、世界の海面水温も8月として過去最高を記録したことが報告されています。同年6〜8月の3か月間の世界平均気温も177年の記録で最も高くなったとされています。
背景にはエルニーニョの影響があるとされており、中部・東部熱帯太平洋は記録的な高温となったとされています。エルニーニョは、熱帯低気圧の発生にも影響したとされており、平年より多い19個が発生しました。例えば、東太平洋ではハリケーン「ララ」がハワイ島に数十年ぶりのハリケーン級の暴風雨をもたらしました。
プラネタリーヘルスの観点からみれば、今回の記録は、気温・海洋・大気循環の変化が連動して人の健康を脅かす構図を改めて示したものといえます。強まるエルニーニョの下で、世界的な高温トレンドは年内も続く見通しであり、熱中症対策や水害への備えなどは、以前に比して長期的な公衆衛生上の問題になりつつあるといえます。